説教題「復活について」
聖書 ルカの福音書20章27~40節
- イスラエルの諸グループ
イエス様の時代のイエスラエルは一枚岩ではありません。体制派から反体制派まで様々なグループがありました。体制の維持を図ったのはエルサレムの支配層からなるサドカイ人です。逆にメシアの統治する神の国を待望したのがパリサイ人でした。さらに過激な熱心党、またエルサレムから離れて遁世したエッセネ派などもありまさいた。
- 神の国と復活
神の国と復活は大いに関係する事柄でした。イスラエルの人々、特にパリサイ人は神の国の到来を待ち望んでいましたが、それは同時に終わりの時に神に従った死んだ人々(義人)が復活することを意味していました。それに対して現状維持を是とするサドカイ人は神の国の到来に付随する復活を認めませんでした。そこで彼らはイエス様に論争を挑みました。
- 復活と神の国のヴィジョン
イエス様と対決するに際し、サドカイ人はレビラート婚の制度を持ち出しました。イスラエルの民は家名を守るために夫が死んだ場合妻はその兄弟と結婚するという制度でした。そのことを踏まえて、彼らは7人の夫を失った妻について、彼らが復活したらどうなるかとイエス様に詰問しました。
これに対してイエス様は神の国のヴィジョンという観点からお答えになります。
神の国は来るべき終末の世界ですが、その時復活した人々は御国に住まうにふさわしい、もはや死ぬことのない体とされます。したがってもう命をつなぐような婚姻は必要とされません。神の国はもはや死がはいりこむことのない、今の世とは異なる全く新しい世界なのです。
結論として、神は生きている者の神であり、復活の体を与えられた神の民が永遠に住まうところの神の国をもたらしてくださるお方であるのです。わたしたちも神の国と復活の信仰をもって歩む者とさせていただきましょう。
