聖書 ガラテヤ5章13~26節 ペンテコステを迎えて、ガラテヤ5章から私たちに働いてくださる御霊について学びます。 ① 御霊は十字架と復活によってもたらされる ペンテコステの御霊はキリストの贖いと独立した働きではありません。御霊の注ぎは十字架と復活に続く神の贖いのわざの一つです。キリストはこの地上に神の国をもたらすために、言い換えれば罪と悪の支配からこの世を解放するために十字架にかかられました。それによって世界のすべてが新しくされ、私たちは御国の到来の希望に生きる者となりました。御霊はそのような神の贖いのわざが地上で全うされるために神様が与えてくださった賜物です。御霊によってキリストの十字架と復活によって始められた神の御国が完成するのです。 ② 御霊はわたしたちを自由にする キリストによってすべては新しくなり、人が肉によって支配されていることを自覚させる律法の役目も終わりました。キリストの贖いはわたしたちを自由にしました。しかしガラテヤの教会のある者たちはなお律法、特に割礼を受けることに固執しました。パウロは彼らに真の自由を得させてくださったキリストに心を向けるように諭しました。私たちもこのペンテコステの時に、私たちを罪と悪の縄目から解放してくださった救いの真理を示してくださる御霊な神をあがめましょう。 ③ 御霊はわたしたちを一つにする 神様は信仰者に与えられている自由をキリストの体なる教会の一致のために用いられることを望んでおられます。私たちが御霊によって歩むならばキリストにあって皆一つとなることができます。それは御霊の実を結ぶ歩みであり、肉の働きと相反する歩みです。そのために私たちは自分の肉を情欲や欲望と共に十字架につけて、御霊によって進んで行くのです。ペンテコステの御霊なる神は私たちに、キリストにある真の一致を与え、主の宣教に用いてくださるのです。 |