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日本イエス・キリスト教団 | 神戸生田教会
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純粋で高価な香油を

2022 3/26
礼拝メッセージ

礼拝説教「純粋で高価な香油を」2022年3月27日

聖書 ヨハネの福音書12章1~8節

(序)レントに入っていますので、しばらくコロサイ人への手紙から離れ、ヨハネの福音書から受難週、イースターに向けてのメッセージを語るように導かれています。

一、ベタニアにおけるそれぞれの奉仕 1~2節 

 主イエス様は、エルサレムに向けての最後の旅をなさり、過越の祭の6日前、すなわち、紀元30年の過越の祭りは、4月7日ですから、4月1日にベタニアに到着しておられます。人々は主イエス様のために、晩餐を用意しました。晩餐の場所は、ラザロの家ではなく、ツァラアトに冒されていた人シモンの家でした(マルコ14:3)。マルタは給仕をしていました。かつては、給仕に忙しく妹のマリアの態度に、イライラしていましたが、今は、喜びをもって給仕にいそしんでいます。ラザロは主イエスと共に、食卓についている人々の中にいました。死人の中から、主イエスによってよみがえらせられたラザロは、彼がそこにいるというだけで、大きな証しでした。そのように、私たちも、それぞれ違った方法、違った賜物を用いて、主に仕え、教会に奉仕したいと思います。

二、純粋で高価な香油を注いだマリア 3節、

 マリアは、非常に高価で、純粋なナルドの香油300グラムを持って来て、主イエスの足に塗り、髪の毛でぬぐいました。300デナリもする高価な香油です。1デナリが、労働者の一日分の賃金ですから、約1年分の賃金ということが出来ます。マタイやマルコでは、香油が頭に注がれたと記されています(マタイ26:7、マルコ14:3)。また、マルコの福音書には、石膏のつぼを割って香油を注いだと記しています(マルコ14:3)。いずれにせよ、マリアは、これまで大切に保存していた純粋で高価なナルドの香油を惜しげもなく、思い切って、主にささげたのです。

2017年、神戸博物館で開かれたギリシャ展に行ってまいりました。展示品の中に、アラバスティアと呼ばれる貴重な香油を入れておく高さ30センチ、直径10センチほどの細長い壺が展示されていました。口の所は、四角の出っ張りがあり、その中心に小さな穴があけられていました。貴重な香油を入れておく容器ですから、香油が一度にたくさん出ないような構造になっていました。

マリアは、その壺を惜しげもなく、割って、香油をイエス様に注いだのです。ですから、「家は、香油の香りでいっぱいになった」とヨハネは証ししています。

三、葬りの日のために取っておかれた香油4~8節

 マリアが、主イエスに高価な香油を注ぐのを見ていたイスカリオテのユダは、「香油を300デナリに売って、貧しい人々に施さなかったのか」と批判します。ユダがこう言ったのは、貧しい人々を心にかけていたからではなく、彼は金入れを預かっていたが、いつもそのお金を盗んでいたからだというのです。マリアは、一言も弁解しないで、沈黙を守っています。主イエスは、マリアを弁護するだけでなく、「マリアは、わたしの葬りの日のために、それを取っていたのです」と賞賛しています。そして、さらに、「世界中のどこででも、この福音が宣ベ伝えられる所なら、この人のしたことも語られて、この人の記念となるでしょう」と言われます(マタイ26:13)。 ルカ10章39,42節にあるごとく、みことばに耳を傾けていたマリアであればこそ、今何をすべきかを悟り、主に愛と献身の思いを込めて、ナルドの香油を惜しげもなく思い切って注ぐことが出来たのです。

最後に、コリント人への手紙第Ⅱ2章14~16節をご覧ください。

第Ⅱコリント2章14節の「凱旋の行列に加え」と訳されたトリアムベゥオーという言葉は、一般的に、古代ローマにおいて、戦いに勝利して凱旋する将軍が戦利品や捕虜を連ねて行進する様子を念頭においていたと言われます。その行列の先頭には、香を放つ花がまかれ、香が一面に漂う中を、馬に乗った将軍が堂々と凱旋門から入場して来るというのです。そのように、クリスチャンも、キリストを知る知識のかおりを放つものとして、勝利して天に凱旋されるキリストの行列に、加えられるというのです。

 ところが、デニス・キンロー博士は、その著書『エマオへの道で』の中で、「この箇所を扱っている論文を見つけました」と言い、この言葉の研究から、この言葉が、古代エトルリア語から来ており、エトルリア(古代イタリア中部にあった国家)の凱旋は、皇帝が先頭を切って凱旋する古代ローマの場合とは全く違って、先頭を敗北した国の王が、つばきされ、打ち叩かれたあげく、エトルリアの偶像神への犠牲として殺されたというのです。ですからここで、パウロは、キリストを征服者の王としてではなく、犠牲としてささげられるべき存在として描いているというのです。そして、デニス・キンロー博士は、「キリストが行軍を導かれるのであれば、その時、主は私たちを十字架という自己犠牲の祭壇へと導いていかれます。なぜなら福音のかぐわしい香りが立ち上がってくるのは自己犠牲以外にはないからです」と付け加えておられます。

キリストにあるときに、私たちは、「かぐわしいキリストのかおり」を放つ器とされているというのです。私たちがみことばに養われ、キリストの愛といのちに生かされて行くとき、私たちは、「かぐわしいキリストのかおり」を放つ器とされ、キリストを証しすることができるのです。

私は、ラベンダーの葉を干したものを、花瓶の中に入れています。すると、ラベンダーの香りが花瓶に染み込み、そこに入れているシオリに香りが移っています。私たちも、内に住んでくださるキリストのかぐわしいかおりを放つ者となりましょう。

(結論)私たちも、日々みことばを読み、励まされ、人々にみことばを証しする者となりましょう。また、マリアが、高価で純粋な香油をおささげしたごとく、主に、心から最善のものをおささげし、福音のかぐわしい香りを放つ者となりましょう。

礼拝メッセージ
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