説教題「今日も明日も、その次の日も」
聖書 ルカの福音書13章10~35節
①イエスと周囲との軋轢
13章はイエス様がエルサレムへの旅を続けながら福音宣教のわざを進められる中で、ますます周りのユダヤ人との軋轢が生じる様子を描いています。本日の箇所でも安息日に長年病の霊につかれた女を癒されたイエス様に対して、会堂司たちは律法違反をとがめました。しかしイエス様は安息日にこそ、サタンからの束縛を娘から解くべきであると反論します。
またユダヤ人たちに対しても、救いとは狭い門であり、終末的な神のわざであり、自分たちはアブラハムの子であるユダヤ人であるから当然救いの範疇にあると考えていた人々が除外され、すべての国々の人々が招かれる宴の時であることを告げられます。このことをもってイエス様と彼らとの緊張はさらに深まったでしょう。
さらにパリサイ人から、土地の領主ヘロデ・アンティパスがイエス様の殺害を企てていることを告げられます。時の権力者もイエス様の働きを快く思っていいなかったのです。
②定まった焦点~エルサレムでの苦難
ここでイエス様は、ご自身の心情を吐露されます。
「しかし、わたしは今日も明日も、その次の日も進んでいかなければならない。預言者がエルサレム以外のところで死ぬことはありえない」
ヘロデの言葉を受けて、死ということでいうならばそれはエルサレム以外にはありえないとイエス様は言われました。この時、イエス様にはご自身の死についてのヴィジョンがはっきりと見えていたのです。エルサレムでの苦難こそが自分に与えられた神からの使命でした。焦点は定まりました。イエス様はそこに向かってひたすら進んで行かなければならなかったのです。
十字架とは神の子、イエス・キリストの自己を与える愛のみわざです。このみわざによってわたしたちに罪の赦しが与えられているのです。
