説教題「空の鳥をみなさい」
聖書 マタイの福音書6章19~34節
空の鳥のメッセージはイエス様の語られた中で大変美しいものですが、当時のイスラエルの人びとにとってはエルサレムの支配層や富裕層を除いて切実な問題でした。
貧しい人々はイエス様が語られる神の国に期待をしました。イエス様の方はどのような人が神の国に招かれているのか、あるいは神の国はどのような国なのかを教えられました。
① 神の国と富
そういった中でこのところでイエス様が言われていることは神の国は富むことに執着することとが相反する世界である。神の国において。神のお心は富める者ではなく日ごとの糧を必要とする寄る辺のない人々に向けられているということです。
19節ですがイエス様は「自分のために、地上に宝を蓄えるのはやめなさい。」、続いて24節ではだれも二人の主人に仕えることはできません。~ あなたがたは神と富とに仕えることはできません」と言われます。ここでは自分の主人を、神とするかそれとも富とするかの選択が迫られています。神の国では富を偶像化することはできません。神を神としていかなければならないのです。
これらの説明のためにイエス様空はの鳥や野の花のおお話をなさいます。それらの話は、神様が与えてくださっているこの世界での恵みに心を向けさせることをもってなされます。
② 「神の国と神の義を求めよ」
そしてここでのイエス様の結論は33節以下になります。
「まず神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはすべて、それに加えて与えられます」。わたしたちの求めるべきはこの世の富ではなく、神の国なのです。イエス様がもたらしてくださるのはその神の国なのです。
そのことを知るわたしたちはイエス様が言われるように明日のことまで心配することを止めなければなりません。明日のことは明日が心配する。神の国を知る者にとってこの地上での苦労はその日に十分なのです。