説教題「むしろ、御霊に満たされなさい」
聖書 エペソ5章1~21節
パウロの手紙の後半はクリスチャンとして具体的にどう生きるかについて記されています。
- 神に倣う者となりなさい
エペソ5章では「愛されている子供らしく、神に倣う者となりなさい」とあります。神に倣うとはどういうことでしょうか?神は全知全能ですが、その神に倣うことができるでしょうか?2節は「(神の)愛のうちに歩むこと」が神に倣うことであることを教えています。キリストがわたしたちのためにご自身をささげてくださったようにです。
- してはならないこと
愛のうちに歩むうえで注意しなければならないことが二つの面であります。第一にそれはしてはならないことです。それらのことによって愛のうちに歩むことが妨げられてしまうからです。その例としてパウロは、淫らな行い、あらゆる汚れ、貪り、わいせつなこと、愚かなおしゃべり、下品な冗談などをあげています。それらにふける者は偶像礼拝者であるとさえ言います。それらを不品行と言うことができるかと思いますが当時の教会にとっての問題となることでした。神の教会でありながら不品行に堕する人々が存在しパウロの心を痛めていたのです。
- するべきこと
それに対して神に倣う者としてなすべきことがありました。
「何が主に喜ばれることであるか吟味しなさい」。クリスチャンはいつもイエス様のみこころがガイドラインです。イエス様が喜んでくださることを自分の感覚を研ぎ澄まして悟り行うのです。もちろんそれは強制ではなく、わたしたちのために命を捨ててくださったイエス様に喜んでいただくために心から感謝して行います。
そして最後にパウロが勧めることは「御霊に満たされる」ことです。酒などではなく御霊に満たされるならば、賛美をささげる者となり、神に喜ばれることができるのです。わたしたちも御霊に満たされて主をお喜ばせする者とさせていただきましょう。