説教題「罪を赦す権威を持つお方」
聖書 ルカの福音書5章17~26節
- 律法学者、パリサイ人
イエスはカペナウムの周辺で宣教活動をされていましたがそこに律法学者やパリサイ人がやってきました。彼らは聖書を人々に指導することによってイスラエルの回復をもたらそうという志をもっていました。バビロン捕囚の後、イスラエルには会堂が増え、そこで聖書の学びが進められる中、彼らは教師として働きました。
特にパリサイ人は律法のきよめの言い伝えを守ることを教えることに熱心でした。彼らは愛国者で今は異教の国に支配されているが必ず神の国が到来し、それまで神に尽くした殉教者はよみがえると信じ期待していました。そしてそのために剣を取ることも辞さない人たちでした。その彼らがイエス様に関心を持ったのです。
- 罪を赦す権威を示す
その律法学者やパリサイ人が注目する中、イエス様は一人の中風の男の前に立ちました。そして彼に驚くような言葉を投げかけます。
「友よ、あなたの罪は赦された」。
この言葉に衝撃を受けた律法学者、パリサイ人にさらにイエス様は「人の子が罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたが知るために」と言われ、お言葉をもって中風の男をいやされました。
このようにして展開された出来事ですが、そこで知ることはイエス様こそが地上で罪をゆるす権威を有するお方であるということです。もとよりこの地上で罪を赦し得るのは神のみであることは律法学者、パリサイ人の知る所ですが、イエス様こそはまさにその神のかたちであり、神を具現化するお方です。
そしてこの罪の赦しとは個人の罪の赦しにとどまりません。神に世界の回復の使命を託されたイスラエルの背神の罪、世界の罪ということが同時にありますが、キリストはそれらの罪を扱い、赦しを与えるお方としてこの世に来られ、十字架のあがないをもって遂行してくださったのです。ですからわたしたちは今、このお方の権威を覚えて主のみ名をあがめる者とさせていただきたいのです。
