説教題「岩の上に据えられた土台」
聖書 マタイの福音書7章24~29節
一般的に自分にとってのヒーロー、あこがれの人がいるというのは、その人が成長していく上で大切だと言われています。
そういう意味でわたしたちクリスチャンにとってのモデルはだれかといいますとやはりキリストです。キリストこそがわたしたちにとっての人生のヒーローであありモデルであると言うことができます。ですからわたしたちはキリストをモデルとしてキリストが行ってくださったこと、教えてくださったことの一つ一つを心にとめなければなりません。
① さばいてはならない
イエス様はさばいてはならないとして自分の目にある梁のお話をされました。人は他人のあらは良く分かるが自分の欠点には疎いのです。ですから大切なことは、自分の目にある大きな梁をまず取り除くこと。つまり自分自身をしっかり見つめることです。
② 狭い門から入れ
広い門とは、安易なイージーな生き方を意味します。神の国に入るということはそのような安易でたやすい道ではないとイエス様は言われます。わたしたちはともするとそういった道を選びやすいのです。しかしそれは滅びへの道と続きます。椅子様が倣うように招かれたのはそうではなくして狭い門をくぐることでした。
③ 岩の上に据えられた土台
結論としてイエス様は岩の上に自分の家に建てた人のたとえを語ります。岩の上に土台を据えた人は安定を得るお話ですが、もちろんこれは単にこの地上での成功の仕方について語っているのではありません。キリストによってもたらされ、やがて完成する神の国ついて語られているのです。
ですからわたしたちはキリストをモデルとして、キリストのお言葉を受け止めさせていただき、キリストの思いをくみ取らさせていただいて、そのキリストの御心を行う者とさせていただきたいと思います。岩の上に土台を据える者の如く主のみ言葉を行う者として歩ませていただこうではありませんか。