説教題「みことばと愛の実践」
聖書 コリント人への第一の手紙12章31節~14章1節
今年わたしたちは上記のみ言葉を教会標語、聖句にいたします。わたしたちは神の言葉をしっかり学び、伝えて行く教会とさせていただきたいと思います。そしてキリストの愛に応答して互いに愛し合うところの愛の実践に励みたいと思います。
① 御霊の賜物として
コリント書では御霊の賜物の多様性について記されています。しかしそのような中でパウロはそれ以上に賜物として求めるべきものがあると教えます。それは愛です。その愛がどういうものかは13章に示されます。
② 愛の特質
13章で示される愛は、ⓐ必要不可欠なものであり、ⓑ抽象的ではなく具体的な行動や姿勢に表れるものであり、ⓒいつまでも絶えることなく永遠に続くものです。
そしてこの世にあっていつまでも残るものは信仰と希望と愛ですがその中で一番すぐれているものは愛であると言います。
この概念は当時としては革命的なものでしょう。今もそうですがこの世界の興隆は権力、武力、知力によるものと考えられていました。その中にあってキリストは愛こそが神の国をもたらす力であることを十字架のあがないによってはっきりと示しました。このキリストのアガぺーの愛こそが何にも代えることができない最高のものです。
③ 愛を追い求めなさい
パウロは御霊の賜物の内でこの愛を追い求めなさいと勧めます。ですからこの年、わたしたちはこのみ言葉に応答して愛の実践を志したいと思います。
④ 預言することを熱心に求めなさい
愛の実践に並行してパウロが勧めることは預言をすることです。すなわちキリストの福音を伝えることです。わたしたちはこのキリストの勝利のみわざを教会として伝えていきたいと思います。そのことによってこの世界が絶望ではなく希望のもとに開かれていることを示していきたいのです。