礼拝説教「神にかたどり造られた新しい人として」2024年7月7日
説教題「神にかたどり造られた新しい人として」
聖書 エペソ4章17~32節
パウロ先生はキリスト者として新しく生きることを服を着ることにたとえて語っています。
①
古い人を脱ぎ捨てる
パウロはキリストと出会うまでの生き方を古き人にたとえています。その生き方は異邦人がむなしい心で歩んでいるようなものであり、知性が暗くなり神から遠く離れているとも言います。また好色に身を任せ、不潔な行いにふけっているとも指摘します。
パウロはそのような以前の生活にひたって、人を欺き腐敗していく古き人を脱ぎ捨てるようにと勧めます。クリスチャンであるわたしたちも古い生き方から脱皮しなければならないのです。
②
新しい人を着る
古い人を脱ぎ捨てたわたしたちが着るのは新しい人です。しかもそれは神にかたどられた新しい人とあります。この神にかたどられたというのが重要です。
そもそもわたしたちは創世記にありますように神の似姿に似せて、神のかたちとして創造されました。それはこの世界に神様をお迎えするなかで、神様とこの世界をとりなす祭司としての役割を与えられているということです。ところが実際には人間は神様から背を向け、罪にふけり、この世界に破壊をもたらすものとなりました。神のかたちを失ってしまっているのです。
しかし神には十字架の贖いをもってわたしたちに神のかたちの回復を与えておられます。わたしたちはその神のかたちにかたどり造られているのです。
③
聖霊を悲しませてはいけません
新しき人を着たわたしたちは内に住む御霊なるキリストを悲しませないような生き方をしたいのです。むしろ御霊をお喜ばせするような者とさせていただきたいのです。ですからキリストの赦しの心をもって歩んでまいりましょう。